| 体心立方の結晶格子であり、金属中最も高い3410℃の融点をもつリフラクトリーメタルです。
タングステンの鉱石は鉄マンガン重石(FeWO4, MnWO4)と灰重石(CaWO4)であり、最大の産出国の中国に次いでロシア、北米、韓国、東南アジアなどから産出されます。
鉱石は概して0.3 - 3.5%の三酸化タングステンを含み、破砕された後、浮遊選鉱により精鉱されます。浮遊選鉱されたコンセントレートは次に化学処理され、パラタングステン酸アンモニウム、タングステン酸塩類などに加工され、その後約1000℃にて水素還元処理される事により高純度メタルパウダーが得られます。
次に、タングステンパウダーは微細均一な粒子にふるい分けされた後、ロッドやシートなど種々の形状に圧縮成形されます。圧縮成形は鉄製金型を用いた油圧プレス、又はラバーケースを用いた等方静水圧プレスにて行われます。
圧縮成形品の強度は低く、約2500℃(2773K)の高温水素炉により焼結されることで、その後の工程に必要な強度と密度が得られます。
焼結ビレットは1500-1600℃(1773-1873K)の高温で鍛造又は圧延され、タングステンの素材製品であるロッド、シート、フォイルやリボンが作られます。ワイヤはロッドをさらに線引きすることにより作られます。 |